4 その他の防止対策
鉱山における鉱煙による鉱害の防止については、鉱山監督検査体制の整備と検査機器の拡充を図ることによって、鉱煙が製練所周辺環境大気に及ぼす影響について広域にわたる精密検査を行ない、その結果を発生源対策の基礎とし、施設の改善、増設をはじめ場合によっては、鉱煙発生量の規制を含む強力な対策を行なわせるなどのきめ細かい監督指導を行なう。
石油精製業における公害を防止するため、通商産業省では製油所の公害対策の実態を調査して改善指導を行なうとともに、タンカー上で航海中に精製する製油船方式について検討する。また、全国的に低いおう重油の需要をは握し、低いおう重油の円滑な配分に資することとしている。
また、火力発電所およびガス事業場の公害発生を防止するため、通商産業省ではばい煙の排出状況について、実態のは握に努めることとしている。