第11節 飼養動物の愛護・管理

改正後の動物の愛護及び管理に関する法律の適切かつ着実な運用を図るため、必要となる基準等の改定等を検討します。また、平成18年10月に策定された動物の愛護及び管理に関する施策を総合的に推進するための基本的な指針の普及啓発及びフォローアップを実施します。広く国民の間に動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深めるため、その趣旨にふさわしい行事、動物愛護管理功労者の表彰、動物の愛護や適正飼養を啓発するポスターの作成及びそのデザインのコンクール等を動物愛護週間(9月20~26日)に国及び地方公共団体において実施することにより、総合的な普及啓発を図ります。
動物の譲渡及び返還を推進する目的で平成18年度より運用されている再飼養支援データベース・ネットワークシステムについて、参加自治体数の増加等の充実を図ります。
また、マイクロチップ等による個体識別措置の普及啓発を図るため、獣医師等を対象としたマイクロチップ埋込みのための技術講習会等を引き続き実施するとともに、個体識別データに関するデータベースの運用を開始します。
家庭動物の重要性が高まる一方で、不適正な飼養や取扱いによるトラブル等が顕在化しており、飼い主や動物取扱業者に対して動物の適正飼養を周知徹底する必要があることから、都道府県等の動物愛護管理担当職員の知識・技能の向上を図ることを目的とした講習会を実施するとともに、講習会の資料として特定動物(危険な動物)の適正飼養マニュアルを作成します。


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