第4節 国際的動向と日本の取組

平成18年2月に採択された国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM)について、国内対応の検討を進めるとともに、アジア太平洋地域の対応にも積極的に貢献します。POPs条約については、国内実施計画に基づく措置を着実に講ずるとともに、東アジアPOPsモニタリングワークショップの開催等により国際協力に貢献します。PIC条約については、引き続き着実に履行します。化学品の分類及び表示に関する世界調和システム(GHS)については、その実施に向けた取組を着実に進めます。OECDにおける環境保健安全プログラムについては、化学物質安全性試験手法の開発の推進や、OECD加盟各国で大量に生産されている化学物質(HPV化学物質)に係る安全性点検プログラムに対応した安全性点検・評価を加速するとともに、新たに発足した工業ナノ材料作業部会の活動にも、積極的に貢献します。
また、欧州(EU)において平成19年6月以降段階的に施行されるREACHについて、今後整備される運用規定等の情報を収集し、国民や産業界等に向けて発信します。


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