4 都市と農山漁村の交流
グリーン・ツーリズムの提案・普及を図るため、農山漁村情報のデータベースの整備など都市部のニーズに応じた農村情報の受発信機能の充実・強化、農村におけるグリーン・ツーリズムビジネスの起業家等の支援・育成、地域ぐるみで行う受入体制や交流空間の整備及びNPO法人等多様な取組主体の育成等について、関係各省において連携しつつ総合的に推進しました。農林漁業体験民宿の登録制度のより一層の活用を図るため、「農山漁村滞在型余暇活動のための基礎基盤の促進に関する法律」の改正を行いました。また、市民農園の開設主体の拡大等による整備の推進を図るため、「特定農地貸付けに関する農地法等の特例に関する法律」の改正を行いました。
山村においては、民間団体等の企画力や教育手法を活用した山村滞在型の森林・林業体験交流活動を行うモデル事業を実施しました。
漁港、漁村においては、親水機能を有する護岸やキャンプ場等の整備を行う「漁港交流広場整備事業」を全国59地区で、植栽や親水施設等の整備を行う「漁港環境整備事業」を全国54地区で実施しました。また、漁業関係者と遊漁船業者等との協議会、海洋利用に関するルール・マナーの啓発、遊漁船業、ダイビング案内、釣り場等の管理運営等を行い、良好な自然環境の保全を図りながら、都市住民との交流を促進しました。