3 閉鎖性水域の浄化対策
水質悪化が著しい湖沼においては、底泥からの栄養塩類の溶出等を抑制するため、底泥しゅんせつを実施するとともに、湖沼に流入する汚濁負荷の削減を図るため、流入河川において直接浄化施設の整備を実施しました。港湾及び周辺海域の環境保全では、平成17年度には港湾公害防止対策事業(有機汚泥等のしゅんせつ等)を東京港等7港で行ったほか、港湾区域外の一般海域における浮遊ごみ・油の回収事業を行いました。また、漁港内外の静穏水域の浄化対策として、風力等自然エネルギーを活用した水域環境改善手法の検討を行いました。
閉鎖性が強くヘドロの堆積した海域の環境改善を目的として、海域環境創造・自然再生事業(覆砂、干潟や海浜等の整備)等を瀬戸内海等の3海域及び堺泉北港等13港において実施しました。また、水産基盤整備事業により、三重県英虞湾(あごわん)の漁場環境の改善を図るためしゅんせつを行いました。