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第7節 

3 ヒートアイランド対策

 ヒートアイランド対策大綱に基づき、人工排熱の低減、地表面被覆の改善、都市形態の改善、ライフスタイルの改善の4つを柱とするヒートアイランド対策の推進を図りました。また、ヒートアイランド対策関係府省連絡会議において、同大綱に盛り込まれた対策等の進ちょく状況に関する点検を実施しました。
ヒートアイランド現象の緩和に向けた取組としては、同現象による人、生物、大気など環境への影響に関する調査、関東圏・近畿圏・中京圏における気温等の広域測定を実施しました。また、熱中症防止のための予防情報の提供を試行的に実施しました。さらには、新宿御苑とその周辺地域をモデルとして、都市緑地を活用した地域の熱環境改善構想を検討しました。また、交通渋滞を緩和して自動車からの人工排熱低減を図るため、道路交通情報通信システム(VICS)や交通安全施設等の整備等による交通流対策及び公共車両優先システム(PTPS)等の整備による公共交通機関の利用促進に努めました。

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