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第2節 

4 農薬のリスク対策

 農薬取締法に基づき、農薬登録保留基準及び農薬を使用する者が遵守すべき基準等について適宜設定等を行うとともに、その基準設定を適切に行うために必要な基礎的知見の集積を図ります。特に、平成17年4月より水産動植物に係る改定農薬登録保留基準が施行されることから、基準値の設定が必要となる農薬について順次基準値の設定を行うとともに、農薬登録保留基準充実に向けさらなる検討を進めます。
 また、特定農薬の指定の検討及び農薬使用基準の遵守状況の確認を行っていきます。
 さらに、散布された農薬が飛散して第三者(農薬使用者でない周辺住民)に及ぼすリスクを評価・管理する手法の開発のための調査、農薬の環境中への残留及び生態系への影響を把握するための実態調査、内分泌かく乱作用を考慮した農薬のリスク管理に関する調査研究等各種調査研究を行います。
 その他、POPs条約を踏まえ、過去に埋設処理されたPOPs等廃農薬の生産現場での実態を踏まえた無害化処理技術の検証調査等を進めます。

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