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第1節 

2 産業廃棄物の現況

 全国の産業廃棄物の総排出量については、ここ数年ほぼ横ばいですが、平成13年度は約4億tと前年度に比べ約1.4%減少しています(図4-1-2)。種類別では汚泥、動物のふん尿、がれき類が全体の約8割を占めており、また業種別にみると、電気・ガス・熱供給・水道業、農業、建設業がそれぞれ約20%を占めています。産業廃棄物処理業者の許可件数は年々増加しており、13年度末時点で19万3,314件です。



 処理状況については、最終処分量は約4,200万tで、前年度より減少しました。特に建設廃棄物については、最終処分量は平成7年度の4,100万tから12年度は1,280万t、14年度には700万t、再資源化等率は7年度の58%から12年度は85%、14年度には92%となるなどリサイクルが進んでいます。
 最終処分場の残余年数については、平成14年4月時点で全国平均4.3年で、一般廃棄物の最終処分場以上に厳しい状況にあります。

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