1 学校教育における環境教育
学校教育においては、従来から、児童生徒の発達段階に即して小・中・高等学校を通じて、教科等や総合的な学習の時間の中で環境に関する学習が行われており、引き続きその推進を図ります。
各学校では、身近な地域の環境についての学習や豊かな自然環境の中でのさまざまな体験活動を通して、自然の大切さを学ぶ学習など各種の取組が進められており、これらの取組を支援し、環境教育の一層の振興を図るため、引き続き、環境のための地球観測プログラム(GLOBE)モデル校の指定、環境教育推進モデル地域の指定、環境学習フェアの開催などの事業を実施します。また、環境省との連携・協力により児童生徒や教員が活用できる環境教育に関する総合的な情報提供体制の整備を図っていくほか、環境教育・環境学習の指導者のための講習会を開催する予定です。
さらに、公立学校において、太陽光発電等環境を考慮した学校施設(エコスクール)の整備推進に関するパイロット・モデル事業を引き続き実施するとともに、国立学校施設や私立高等学校等の学校施設においても環境に配慮した施設づくりとこれを活用した環境教育を行います。
また、国有林のフィールドを学校等の体験学習の場として利用できる「遊々の森」の設定を推進します。