3 国際動向を踏まえたわが国の取組
化学物質安全性試験手法の開発を推進するとともに、OECDの高生産量(HPV)化学物質安全性点検プログラムに対応し、HPVを中心とした化学物質の安全性点検・評価を加速していきます。
また、「国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のかつ情報に基づく同意(PIC)の手続に関するロッテルダム条約」の早期締結に向けた取組を進めます。
さらに、平成15年7月に国連勧告として取りまとめられる予定である化学物質の分類及び表示に関する新たな世界的に調和されたシステム(GHS)の早期実施に努めます。アジア太平洋地域におけるPOPsなどによる環境リスクを低減するため、モニタリングワークショップの開催などの国際協力を進めます。
この他、ヨハネスブルグサミット(平成14年)の実施計画の履行に向けて、国際的に検討が進められている「国際化学物質管理への戦略的アプローチ(SAICM)」の検討への参画等を進めます。