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第5節 

5 農薬のリスク対策

 農薬については農薬取締法に基づき、作物残留及び水質汚濁に係る農薬の登録保留の基準の設定を引き続き行うとともに、その設定を適切に行うために必要な基礎的知見の集積を図ります。
 また、内分泌かく乱作用を含む農薬の生殖毒性の評価体系を構築するための調査、環境中に残留する農薬の実態調査等各種調査研究を行うとともに、農薬による生態影響の実態を把握するための調査検討を行います。
 さらに残留性有機汚染物質(POPs)については、平成13年5月にストックホルム条約が採択されたことを受け、POPs農薬による環境汚染を未然に防止するため、環境省では平成13年12月に「埋設農薬調査・掘削等暫定マニュアル」を取りまとめるとともに、POPs農薬の無害化処理に応用できる技術の実証調査等を進めます。

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