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第2節 

2 光化学大気汚染対策

 光化学大気汚染は、大都市部で排出された原因物質(窒素酸化物、非メタン炭化水素)が移流拡散する過程で光化学反応をおこし、大都市周辺地域に至って発生する広域的な問題であることから、県域を越えた広域的な対策を講じることが重要です。このため、広域的な対策の策定、効果的な緊急時対策の実施に資することを目的として、全国の光化学オキシダント、窒素酸化物、非メタン炭化水素、浮遊粒子状物質等の主要な大気汚染物質に関する情報の収集・配信を一元的にリアルタイムで行い、光化学オキシダント注意報等の発令状況をインターネットにより公表するシステム(大気汚染物質広域監視システム 愛称:そらまめ君)を運用していきます。
 さらに、光化学オキシダントの前駆物質である炭化水素、窒素酸化物等に係る自動車排出ガス規制については、中央環境審議会の平成9年第二次答申、平成10年第三次答申、平成12年第四次答申に沿ってその一層の強化を進めます。

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