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第3節 

1 地方公共団体の活動

(1)持続可能な都市のための20%クラブ
 「持続可能な都市のための20%クラブ」は、環境にとって悪いものの20%削減、又は環境改善に資するものの20%増加といったおおむね5年間で達成すべき具体的目標を掲げ、世界の地方自治体が共同して環境改善に積極的に取り組むことを目指す活動で、平成13年度は、都市の持続可能性を考えると題して日本、中国、韓国の自治体、NGO、研究者らが集まり、横浜でワークショップを開きました。平成14年1月現在で、国内39団体、海外25団体が加入しています。

(2)開発途上国への環境協力
 開発途上国への専門家派遣、開発途上国からの研修員受入れ等の環境協力に関して、地方公共団体の果たす役割は大きいものがあります。平成13年度、環境省関係では各地方公共団体から計15名の環境専門家を、JICAを通じて派遣しました。また、多くの途上国からの研修生が全国各地の地方公共団体の試験研究機関等で技術を修得しています。
 さらに、姉妹友好都市等からの研修員受入れ、会議の開催及び情報交換、開発途上国現地における技術指導、機材等の贈与など地方公共団体が独自に行う環境協力も充実しつつあります。

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