1 環境情報の体系的な整備（収集、整理、加工）

　大気質、水質、自然環境等に関する個別データ整備に加え、それらを体系的に整理し、提供するシステムづくりを引き続き推進しました。
　環境情報源情報については、環境情報の整備状況等の調査を行い、環境情報の所在、概要等を簡単に検索できるよう取りまとめた「環境情報ガイドディスク」等の内容をさらに充実させました。
　地球環境データベースについては、地球環境に関する各種情報の収集を強化するとともに、地球環境研究の総合化、地球環境モニタリングの充実等を進め、それらの成果をあわせて整備しました。さらに、国連環境計画（UNEP）の地球資源情報データベース（GRID）の協力センターとしての活動を引き続き行いました。
　生物多様性に関する情報については、自然環境保全基礎調査（緑の国勢調査）の成果等の基本的な情報、レッドデータブック掲載種に関する最新の情報等を引き続き整備し、これらの情報を収集・管理・提供する生物多様性情報システム（J-IBIS）の機能強化を図りました。また、サンゴ礁の保全に必要な情報の整備を進めるため、その拠点となる国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターにおいて情報の収集・運営等を行いました。
　さらに、環境への負荷の量からみると大きな割合を占める一方、情報の整備が立ち後れている日常生活にかかわる環境負荷の動向等の情報の収集及び解析等を行いました。