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第7節 

3 国による基盤整備等

 科学技術振興調整費による生活・社会基盤研究の生活者ニーズ対応研究において「廃棄物の減量・処理などリサイクルを考えた社会の実現」、「安心して暮らすことのできる水・空気等の生活環境の創出」、「効率的で環境にやさしいエネルギーの開発」等の研究領域を設定し、関係府省の連携のもと、これらに対応した研究課題の推進を図りました。
 さらに、大学等において、地球環境問題に関連する幅広い学術研究の推進や大学等の研究施設の整備、充実を図るとともに、関連分野の研究者の育成を行いました。また、地球環境問題の解決を目指し、人文・社会科学から自然科学までの幅広い学問分野を総合化し、総合的な研究プロジェクトを推進する総合地球環境学研究所を平成13年度より開設しました。
 また、科学研究費補助金、未来開拓学術推進事業、戦略的基礎研究推進事業、私立大学が内外の研究機関と行う環境分野等の共同研究を支援する学術フロンティア推進事業*等により、環境に関する基礎研究の推進を図りました。

*学術フロンティア推進事業
私立大学の中核的な研究拠点における優れた学術研究を推進するための基盤整備を支援する事業。自然科学分野のみならず、人文・社会から医科学分野の研究者も含めた学際的な環境の分野における共同研究に対し支援を行っている。

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