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第6節 適正な国土の利用の推進

 「国土利用計画」は、国土利用計画法に示される国土利用の基本理念に即し、公共の福祉を優先させ、自然環境の保全を図りつつ、長期にわたって安定した均衡ある国土の利用を確保することを目的として策定する、国土の利用に関する最も基本的な計画であり、全国計画、都道府県計画、市町村計画から構成されています。
 現行の第三次全国計画(平成8年2月閣議決定)は、1)安全で安心できる国土利用、2)自然と共生する持続可能な国土利用、3)美しくゆとりある国土利用、といった観点を基本とした計画内容となっています。
 3段階からなる国土利用計画の体系的整備を推進するためには、特に地域に最も密着した計画となる市町村計画の充実を図ることが重要であるため、平成13年度においては、市町村における計画策定過程における課題や対応策、市町村計画の活用方策について事例の収集・整理や、計画の策定・改定を行う市町村に対して、地域計画に精通したアドバイザーを派遣するなどの支援を行いました。
 さらに、全国計画及び都道府県計画を基本として策定される土地利用基本計画に即して、公害の防止、自然環境の保全等に配慮しつつ、適正かつ合理的な土地利用の実現を図りました。

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