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第7節 

2 技術の振興

 環境技術は、21世紀の新たな経済基盤を創出するとともに、循環型、省CO2型社会の構築などの基礎として、環境保全施策の展開における重要なツールであり、その開発・普及は、これまでになく大きな課題となっています。
 このため、平成13年度から「環境技術開発等推進費」を創設し、公募方式により広く産学官から環境技術の開発・実証課題の提案を募り、優秀な提案について助成を行うことにより、環境技術の開発の促進を図ります。
 平成13年度は7億円を計上し、次世代の環境保全技術の基礎となる「知的資産」を蓄積するための「基礎研究開発課題」、環境政策上対応が急がれる技術の開発・実証を行う「実用化研究開発課題」を対象とします。
 また、平成11年7月に策定された環境研究技術基本計画を踏まえ、環境研究技術の情報収集や評価体制の整備等に向けた調査・検討など、環境問題の解決のための研究及び技術開発を総合的・計画的に推進していくための施策を講じていきます。
 さらに、環境省では、環境測定分析の精度向上に資するため、地方公共団体の環境測定分析機関等を対象とした環境測定統一精度管理調査を実施します。

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