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第4節 

1 廃棄物の発生抑制

 廃棄物の発生を抑制するため、リサイクルの推進のほか、事業者において、使い捨て製品の製造販売や過剰包装の自粛、製品の長寿命化や含有される有害物質の段階的な削減等を図るなど製品の開発・製造段階、流通段階での配慮が行われることを促進した。また、廃棄物の発生の少ない製品やリサイクル可能な製品など、環境への負荷の少ない製品の優先的な購入を進めるため、グリーン購入に率先して取り組む企業、行政、消費者団体等各主体が連携した組織として発足したグリーン購入ネットワークの活動を積極的に支援するとともに、国民の生活様式の見直し、使い捨て製品の使用の自粛等を促進するための普及啓発を行った。
 また、ダイオキシン対策関係閣僚会議において、平成11年3月に決定された「ダイオキシン対策推進基本指針」に基づき、平成11年9月、「廃棄物の減量化の目標量」を決定した。その内容は、廃棄物の排出抑制、リサイクルの推進に努め、最終処分量を平成22年度までに平成8年度の半分に削減するというものである。

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