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第6節 

4 自然環境の保護の現状

 国内の自然環境保護は、自然環境保全法に基づき、自然環境が人の活動によって影響を受けることなく原生の状態を維持している地域を「原生自然環境保全地域」に指定し、厳格な行為規制等により原生的な自然の保全を図っている。平成12年3月末時点で、5地域5,631haが指定されている。また、同法に基づき、高山性植生や亜高山性植生が相当部分を占める森林や草原、すぐれた天然林が相当部分を占める森林等で、自然環境を保全することが必要な地域を「自然環境保全地域」として指定し、行為規制や保全事業を計画的に行い保全を図っている。平成12年3月末時点で、10地域21,593haが指定されている。また、条例に基づく都道府県自然環境保全地域は、523地域73,727haが指定されている。

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