4 環境保全と地域経済の融合に向けて
以上の取組事例等から鑑みると、地域資源の地域内での利用、循環といった「モノ」の循環を進めることが環境保全と地域経済の自立につながること、そして「モノ」の循環を地域住民主体の活動としていくために「人・情報」の交流が必要不可欠であること、さらにそれを支える地域の経済循環を促進する取組も有効であることが分かる。このような形で地域経済の活性化を図ること、そしてグローバル経済と地域経済が、相互に補完しあいながら環境保全上望ましい形で展開されるよう各種の取組を進めていくことが、環境効率性の高い経済社会を構築していく上で必要であると考えられる。