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第5節 計画の進捗状況の点検及び計画の見直し

 
 環境基本計画において、「毎年、中央環境審議会は、国民各界各層の意見も聴きつつ、環境基本計画に基づく施策の進捗状況等を点検し、必要に応じ、その後の政策の方向につき政府に報告する。」こととされている。
 これを受け、中央環境審議会企画政策部会において、平成8年6月に第1回目の点検報告が取りまとめられ、政府に報告された。報告では、環境基本計画に基づく取組が進められているものの、必ずしも成果があがっているとはいえない状況にあることから、各主体の取組を有機的に結びつけ、全体として効果を上げる仕組みの構築を図る等、今後、なお一層の取組が必要であるとの全般的評価を示すとともに、地球温暖化対策、自然と人間との共生、廃棄物・リサイクル対策等の点検重点項目ごとに、今後の課題が示された。
 また、平成8年11月より、第2回目の点検作業が開始され、国、地方公共団体、事業者等の取組状況を把握するための各種調査が行われたほか、国民各界各層の意見を聴きつつ点検を行うため、平成9年1月〜2月にかけて、全国3ブロックにおけるヒアリング及び郵送・FAX等による一般意見の公募が行われた。このような調査、ヒアリング及び一般意見公募の結果を踏まえ、平成9年5月を目途に第2回目の点検結果が報告されることとなっている。
 なお、環境基本計画においては、計画策定から5年後程度を目途に、内外の経済社会の変化に柔軟かつ適切に対応して、計画の見直しを行うこととされている。

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