6 地方公共団体における試験研究
地方公共団体の公害関係試験研究機関は、環境行政に科学的裏付けを行う役割を担い、監視測定、分析、調査、基礎データの収集等を広範に実施するほか、地域固有の環境問題等についての研究活動も活発に推進している。
環境庁においては、これらの地方公害関係試験研究機関との緊密な連携を確保し、研究の効率的推進を図るため、4年度においては、地方公害試験研究機関等所長会議を開催したほか、地方公害関係試験研究機関における最新の調査研究の成果の発表を行う場である環境保全・公害防止研究発表会を福岡県において開催し、研究者間の情報交換の促進を図った。また、国立環境研究所は、29の地方公害試験研究機関と延べ60課題の共同研究を実施した。