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第5節 

2 地球環境に関する観測・監視

 地球環境に関する観測・監視は、分野、項目、地点、手法等多岐にわたるため、その方法等について国際的な観測・監視計画との整合性を図りつつ、観測・監視実施機関は相互にその結果を交換するとともに、国連環境計画(UNEP)における地球環境モニタリングシステム(GEMS)、世界気象機関(WMO)における全球大気監視(GAW)計画、WMO/政府間海洋学委員会(IOC)における全世界海洋情報サービスシステム(IGOSS)等の国際的観測・監視計画に参加・連携して観測・監視を行った。また、地球環境に関する観測・監視は、広域、全球にわたるため、人工衛星等の開発並びに衛星センサー及び航空機センサーの利用等効果的な手法の開発を推進した。
 さらに、温室効果ガス等の濃度観測のため、沖縄県波照間島に測定所を新設するとともに、東京都南鳥島にGAW/大気バックグランド汚染観測網(BAPMoN)の基準観測所を新設し、観測を開始した。
 平成4年度に実施した主な観測・監視は第8-5-3表のとおりである。

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