3 廃棄物事犯の取締り
警察が平成4年中に廃棄物処理法違反で検挙した1,777件の態様別検挙状況は、第6-2-3表のとおりであり、、不法投棄事犯が依然として多く、全体の67.2%を占めている。
また、検挙した産業廃棄物事犯に係る不法処分された産業廃棄物の総量は、約137万100トンに上るものと推定され、その種類別、場所別状況は、第6-2-1図のとおりである。事犯の内容をみると、都市部における建設工事や解体工事に伴って生じたコンクリート片等の大量の建設廃材を隣接県の山林等において無許可処分したり、不法投棄していたものが目立った。
[事例廃棄物処理許可業者が、一般廃棄物及び産業廃棄物の混合廃棄物を、無許可処分場等に不法処分していた。「廃棄物処理法」違反により、逮捕5人を含む2法人11人を検挙(熊本)。