9 地球環境に関する観測・監視
地球環境の保全を科学的知見に基づき適切に推進し、世界に貢献するため、平成3年6月に地球環境保全に関する関係閣僚会議が策定した「地球環境保全調査研究等総合推進計画」、同2年8月に内閣総理大臣が決定した「地球科学技術に関する研究開発基本計画」等を踏まえつつ観測・監視を実施した。
地球環境に関する観測・監視は、分野、項目、地点、手法等多岐にわたるため、その方法等について国際的な観測・監視計画との整合性を図りつつ、観測・監視実施機関は相互にその結果を交換するとともに、UNEPにおける地球環境モニタリングシステム(GEMS)、WMOにおける全球大気監視(GAW)計画、WMO/IOCにおける全世界海洋情報サービスシステム(IGOSS)等の国際的観測・監視計画に参加・連携して観測・監視を行った。また、地球環境に関する観測・監視は、広域、全球にわたるため、衛星センサー及び航空機センサーの利用等効果的な手法の開発を推進した。
平成3年度に実施した主な観測・監視は第8-1-3表のとおりである。