2 農村地域における水質保全対策
農村地域においては、農業用排水の水質保全及び農村生活環境の改善当を図り、併せて公共用水域の水質保全に資するため、農業集落から排出される汚水、汚泥または雨水等を処理する施設を整備する農業集落排水事業を積極的に実施する。
平成3年度においては、農業集落排水事業について622億円の予算を計上し、394の継続地区について早期供用開始を目指し事業の推進を図るとともに、農村地域の水質保全と生活環境の改善のため、早急に当事業の着手が望まれている地区について、平成2年度の採択地区数に比べ約2倍の地区(新規採択事業費;2,000億円)を採択し、事業の強力な推進を図ることとする。
これに加え、都市汚水等不特定多数の汚染源による農業用用排水の水質汚濁に起因する農作物の生育障害防止等を目的とし、用排水路の分離、水源転換、排水路の整備等を行う水質障害対策に関する事業を平成3年度においては直轄3億円補助46億円の予算を計上し実施する。
さらに、水質保全対策調査を実施し、農村地域の水質保全に資する。