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第1節 

3 自然環境保全地域調査等の実施

 自然環境保全法に基づき指定された原生自然環境保全地域及び自然環境保全地域の重要性にかんがみ、その適正な保全に資するための調査を実施している。昭和62年度までには原生自然環境保全地域5地域、自然環境保全地域6地域の調査を行い、63年度については、和賀岳自然環境保全地域及び笹ヶ峰自然環境保全地域について調査を行った。
 和賀岳の調査においては、ブナ林、ミヤマナラ林等の組成や線状凹地などの地形の分布状況をはじめとして生態系全般にわたる詳細な知見が得られた。また、笹ヶ岳の調査においては、我が国の亜高山帯林の南限に当たるシコクシラベ林の生育度をはじめとして生態系全般にわたる詳細な知見が得られた。

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