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グリーン家電エコポイント

環境寄附を使った活動報告


このページの主な内容

環境省総合環境政策グリーン家電エコポイントについて環境寄附を使った活動報告


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特定非営利活動法人
西表島エコツーリズム協会

対象分野 自然保護・生物多様性保全
事業者コード K205 

プロフィール

活動ホームページ 西表島エコツーリズム協会のホームページ(外部サイト) 
活動形態 実践、知識の提供・普及啓発、調査研究、中間支援 
所在地(都道府県) 沖縄県 
問合せ先名称 事務局 
電話番号 0980-85-6331 
設立の目的・課題認識 西表島の自然や歴史・文化を正しく理解し、次世代へ保全継承することにより、地域産業の発展と自然と共生した循環型社会を目指す地域づくりに寄与することが目的です。 
活動実績 地域対象のガイド養成講習会や伝統手業講習会・各種講演会の開催、学校における自然環境教育の導入の体制作り、主体的に環境保全に取り組む地域団体の支援(漂着ゴミ問題・サンゴ礁の保全・マングローブの保全)、観光客向けの環境教育プログラムの実施 
特記事項  

家電エコポイント環境寄附の活用

事業・プロジェクト名 サンゴ礁保全モニタリング調査リーフチェックの推進 
家電エコポイント寄附の使い途 サンゴ礁保全モニタリング調査「リーフチェック」は一般ボランティアダイバーによる活動であり、世界規模で行われています。しかし、西表島での活動は個々の事業者の熱意によって辛うじて支えられているのが現状です。調査機材の整備や普及啓発活動・人材育成により、組織的な取り組みに強化したいと考えています。 
寄附額に応じた活動例 1円~50,000円の場合 機材を充実させることにより、調査時の負担軽減と参加しやすい環境整備を行います。 
50,000円~100,000円の場合 講演会を実施し、リーフチェックの意義や実態を知ってもらうことで、協力事業所の拡大を目指します。 
100,000円以上の場合 サンゴ礁モニタリング養成講座の開催による、質の向上と実施体制の強化を行います。 

事業報告

2010年度
環境寄附
対象期間
平成22年5月 から 平成23年4月振込分 まで 
対象期間の
合計寄附額
\913,979   
実際の
環境寄附の
使い途

(使用対象
及び成果等)
リーフチェックに参加しやすい環境整備のために、必要な機材(100mメジャー,クリップボード,耐水紙、筆記用具他)を2セット購入。リーフチェックを主催できる人材を育成するため、「サンゴ礁モニタリングリーダー養成講座」を宮本育昌氏(コーラル・ネットワーク代表)を講師に招き、竹富町ダイビング組合員対象に5月21日から24日に、講義1日実習1日(タンク4本)の2日間の講座を2回実施し、13名が合格した。また、大発生が続いているオニヒトデ駆除の新しい手法である「酢酸注射法」に必要な機材(注射器,注射針,シリコンチューブ,酢酸,洗浄瓶)を購入し、10月21日に実効性の検証実験を行なった。4日後には形態を留めずに消滅すること、従来の手法よりも短時間で安全に駆除できることが確認できた。現在、「サンゴの分類と同定ワークショップ」を来年度の開催に向けて、講師依頼と開催場所の確保・必要な機材の調達を行っている。 
2011年度
環境寄附
対象期間
平成23年5月振込分から平成24年9月振込分まで 
対象期間の
合計寄附額
\691,873   
実際の
環境寄附の
使い途

(使用対象
及び成果等)
当法人では、竹富町ダイビング組合と共同で、サンゴ礁の状態をモニタリングするリーフチェックを西表島で実施しています。リーフチェックの質の向上のため、日本に分布する造礁サンゴ80属の分類ができるようになるための「サンゴの分類と同定ワークショップ」を開催しました。講師に西平守孝氏(東北大学名誉教授、動物生態学)を招き、全4回の講座を4月11日(水)~12日(木) と5月9日(水)~10日(木)の日程で実施しました。会場に琉球大学熱帯生物圏研究センター西表実験所を利用しました。参加者は竹富町ダイビング組合員を中心に17名でした。参加者は造礁サンゴの同定ができるようになり、調査の質の向上が期待されます。また、サンゴを食害するオニヒトデの駆除作業の機材を購入し、安全なオニヒトデ駆除作業ができるようになりました。未使用の寄附金が39万1千円あり、これで平成25年度にリーフチェックの普及啓発事業を実施します。