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グリーン家電エコポイント

環境寄附を使った活動報告


このページの主な内容

環境省総合環境政策グリーン家電エコポイントについて環境寄附を使った活動報告


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特定非営利活動法人
緑の地球ネットワーク

対象分野 森林の保全・緑化
事業者コード K085 

プロフィール

活動ホームページ 緑の地球ネットワークのホームページ(外部サイト) 
活動形態 実践 
所在地(都道府県) 大阪府 
問合せ先名称 事務局 
電話番号 06-6576-6181 
設立の目的・課題認識 「地球環境のための国境をこえた民衆の協力」が目的。土壌浸食や砂漠化の深刻な地域で、そこで暮らす人々とともに森林を取り戻すよう努力し、あわせて自分たちの生活の場でも緑を守り緑とともに生きるよう努めます。 
活動実績 1992年から中国山西省大同市で緑化協力を継続しています。これまでに5551haに1791万本の植林を行いました。合計3000人をこえる植林ツアーを派遣して地元の人々といっしょに汗を流して、森林の再生のために努力してきました。日本の専門家と地元の技術者の共同作業によって技術改善もすすんでいます。 
特記事項  

家電エコポイント環境寄附の活用

事業・プロジェクト名 中国黄土高原における森林再生事業 
家電エコポイント寄附の使い途 ①土壌浸食と砂漠化をくい止めるため、山や丘陵にマツと灌木を植えてグリーンベルトをつくります。②貧しい農村の小学校に付属果樹園をつくり、そこからの収入で失学児童の就学保障など教育支援を継続して行います。③日本の専門家に参加してもらい、技術改善、人材育成などソフト面の協力を強化します。 
寄附額に応じた活動例 10,000円~60,000円の場合 マツ苗を1haに1980本植林する費用が59,400円(苗木代、整地費、植付費等を含む)分割可。 
60,000円~220,000円の場合 アンズ苗を1haに1237本植林する費用が213,080円(苗木代、整地費、植付費等を含む)分割可。 
220,000円以上の場合 自然植物園に多様な植物を植栽する費用が1.2ha223,545円。分割可。 

事業報告

2009年度
環境寄附
対象期間
環境寄附開始時点 から 2010年4月振込分 まで 
対象期間の
合計寄附額
\775,205   
実際の
環境寄附の
使い途

(使用対象
及び成果等)
1998年にはじめた南天門自然植物園は、大同市南部の霊丘県、太行山中にあります。黄土高原の緑化への指針となる大切なプロジェクトです。黄土高原のように自然環境の厳しいところでは、植える樹種、場所、植え方、その後の管理などが緑化の成果を大きく左右します。かつてはこの地に存在した、多様性のある森林を復活させるために、まず放牧と柴刈りを排除し、周辺から集めたさまざまな種類の木を育苗・試験栽培しています。また、観察区をつくって森林回復のようすを観察しています。
この度ご寄附いただいた775,205円は、自然植物園の植樹、管理費の一部として活用しました。およそ4ha分に相当します。植樹したのは、アブラマツ、コノテガシワ、リョウトウナラ、カイドウ、トショウ、レンギョウ、野生のモモ、ライラックなど。造林樹種の多様化に、おおいに役立つこととなります。今後も成長のようすを見守り、森林再生につなげていきます。 
2010年度
環境寄附
対象期間
平成22年5月 から 平成23年4月振込分 まで 
対象期間の
合計寄附額
\887,047   
実際の
環境寄附の
使い途

(使用対象
及び成果等)
黄土高原のように自然環境の厳しいところでは、植える樹種、場所、植え方、その後の管理などが緑化の成果を大きく左右します。その方向性をさぐるため、大同市南部の霊丘県に南天門自然植物園を建設しました。放牧と柴刈りを排除した結果、めざましい勢いで森林が回復していくようすを観察しています。また、周辺から集めたさまざまな種類の木を育苗・試験栽培しています。この地方の緑化をすすめるにあたり、多様性のある森林を再生するための貴重な指針に育ちつつあります。
この度ご寄附いただいた887,047円は、自然植物園の植樹、管理費の一部として活用しました。およそ4.8ha分に相当します。植えたのは、シラカンバ、ホソバユリなど。造林樹種の多様化に寄与します。管理費としては、管理道路の維持、植生調査の継続、植生調査区の管理などにあてました。今後も成長のようすを見守り、森林再生につなげていきます。 
2011年度
環境寄附
対象期間
平成23年5月振込分から平成24年9月振込分まで 
対象期間の
合計寄附額
\1,108,856   
実際の
環境寄附の
使い途

(使用対象
及び成果等)
近年は中国も緑化に熱心で、毎年世界で植えられる人工造林面積の半分は中国だといわれます。しかしその手法はかつて日本がスギ・ヒノキの一斉造林で失敗したのと同様、持続可能な多様性のある森林づくりにはなっていません。本来の植生を取り戻し、人手をいれなくても持続可能な森林再生にむけたモデルづくりである南天門自然植物園は、そうした意味で有意義なプロジェクトです。
この度ご寄付いただいた1,108,856円は、自然植物園の植樹、管理費の一部として活用しました。およそ6ha分に相当します。モンゴリマツ、アブラマツ等を植え広げ、植物園の入口から遠くないところに、園内に生育する植物を集めた見本園をつくりました。管理道路の維持、植生調査の継続、調査区の管理もつづけています。現地スタッフはこのプロジェクトに熱心に取り組み、さまざまな育苗方法を試したり、園内に生育する植物を同定して標本を作製したりしています。