ミヤマキリシマ群落
ミヤマキリシマは、九州の高い山だけで見られるツツジ科の花。
山一面をおおいつくすピンクのじゅうたんは、阿蘇の春の風物詩と
なっています。
大きな群落ができるのは、火山地帯等の乾燥した岩れき地で冷たく
強い風にさらされるなど、植物にとって厳しい生育環境の場所に限ら
れます。普通の場所では、ほかの植物と競合し、負けてしまうため、
他の植物が生育しにくい厳しい環境に耐えて生きているのです。