水鳥・湿地センター
濤沸湖水鳥・湿地センター
当センターは、ラムサール条約湿地に登録されている濤沸湖に関する環境学習や保全活動の拠点として平成24年に環境省が整備した施設です。館内では、濤沸湖に関する旬の自然情報の発信や動植物に関する展示などを行っており、野鳥の観察も行うことができます。また、観察会などの自然に親しむイベントも随時開催されており、濤沸湖の自然を身近に感じることができます。
- 開館時間
- 午前9時~午後5時
- 休館日
- 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)
年末年始(12月31日~1月5日) - 住所
- 北海道網走市字北浜203番3地先(白鳥公園)
- 電話
- 0152-46-2400
- ホームページ
- 濤沸湖水鳥・湿地センター
https://toufutsuko0001.wixsite.com/toufutsuko - ライブ映像
- 濤沸湖と斜里岳
https://www.sizenken.biodic.go.jp/view_new.php?no=113
(インターネット自然研究所)
地域の特性
濤沸湖は、アイヌ語で「トプッ」と呼ばれ、湖の口を意味しています。川の水と海水が入り混じる湖は、海からの栄養が加わることで生物にとって豊かな環境となっています。夏は、濤沸湖周辺に広がる湿性草原にヒオウギアヤメが咲き、湖のほとりには牛や馬が放牧され、のんびりと草を食むのどかな風景が広がります。一方、寒さの厳しい冬は、南に渡るオオハクチョウや様々な種類のカモなど50種類超える渡り鳥が湖に立ち寄り羽を休めています。四季を通じて約250種もの野鳥が見られる、まさに野鳥の楽園です。
施設
展示
濤沸湖水鳥・湿地センターでは、一般向けに濤沸湖の自然環境、動植物の情報や湖と暮らしてきた地域の方々との関わりについて展示に取り入れて紹介しています。また、レクチャー室では、濤沸湖の四季を紹介する映像も放映しており、会議や講演などの会場としても利用できます。その他、ボランティアの拠点としてボランティア室、企画展などを開催する資料展示室などのスペースもあります。
活動の概要
- 調査
1年を通じて、野鳥のカウント調査を実施し、濤沸湖周辺に訪れる鳥類情報の収集・蓄積を行っています。 - 普及啓発活動
センター内で、濤沸湖の旬な自然情報などを紹介しているほか、随時、野鳥の観察会等のイベントを開催し、自然に親しむ活動を実施しています。また、各種講演会や地元小学生向けの環境学習の場としても利用されています。