水鳥・湿地センター
厚岸水鳥観察館
厚岸水鳥観察館は、「ラムサール条約」に登録された厚岸湖・別寒辺牛地区において、水鳥をはじめとする野生生物と、湿地の保全や湿原の賢明な利用について理解を深めていただくための普及啓発活動や、調査・研究、監視等を行う拠点施設として設置されました。
- 開館時間
- 通年 午前8:45~午後5時
- 休館日
- 毎週月曜日(祝祭日と重なる場合は翌日)、年末年始
- 住所
- 北海道厚岸郡厚岸町サンヌシ66番地
- 電話
- 0153-52-5988
- 管理協力
- 厚岸町
- メールアドレス
- bekan@tiara.ocn.ne.jp
- ホームページ
- http://www.akkeshi-bekanbeushi.com/
- https://www.facebook.com/bekanbeushi/
- ライブ映像
- 厚岸湖・別寒辺牛湿原
http://www.sizenken.biodic.go.jp/
(インターネット自然研究所)
地域の特性
厚岸は牡蠣の産地として昔から栄えてきました。タンチョウの国内有数の繁殖地であるほか、オオハクチョウを始めとするカモ類の渡りの中継地、越冬地でもあります。
また厚岸湖に注ぐ別寒辺牛川と、その支流のトライベツ川の合流点にあたる場所で、平成元年、面積100ha以上の高層湿原が発見されました。そこではガンコウランやヤチヤナギなど高層湿原特有の植物や、希少な植物が発見され、平成5年には、ラムサール条約に登録されました。
施設
- 展示
センター内は展示室、レクチャールーム、観察コーナーに分かれています。展示室では観察カメラがとらえた湿原の映像を大画面で見られるほか、湿原の全容について写真や解説パネル、立体模型などで学習することができます。また湿原の最新情報の提供や、別寒辺牛川でのカヌーのルールやマナーについての指導も行っています。観察コーナーでは、別寒辺牛川河口付近の雄大な湿原の景観や、湿原で営巣するタンチョウなど多くの水鳥を観察することができます。
活動の概要
- 調査・研究
タンチョウの行動調査、カモ類(特にオオハクチョウ)の飛来数および分布観察、オオワシ・オジロワシの飛来数調査、観察館周辺に出現する鳥獣調査(おもに観察カメラを利用)などの調査・研究を行っています。また、厚岸湖・別寒辺牛湿原学術研究奨励補助金制度を立ち上げ、調査・研究者に対する補助を行っています。
- 普及啓発活動
町内小中学校、高校などへの環境学習協力のほか、町内有志で構成される厚岸湖・別寒辺牛湿原「やちっこクラブ」では、野鳥観察会、別寒辺牛川でのカヌーの川下り、厚岸湖周辺で水鳥やワシ類を調査・観察します。