全国自然いきものめぐりスタンプラリー 日本全国の国立公園をまわっていろいろな“いきもの”に会いに行こう!

環境省 > 自然環境・生物多様性 > 自然大好きクラブ > 全国自然いきものめぐりスタンプラリー > スタンプラリーマップ > 中部エリア > 藤前干潟藤前活動センター

藤前干潟藤前活動センター(ふじまえひがたふじまえかつどうせんたー)

施設写真

藤前活動センターは、藤前干潟の北側にあり、春~夏の大潮の干潮時には南に大きく広がる干潟とそこで餌を採る野鳥の姿を観察することができます。また、藤前干潟に実際に入っての観察会や、調査を行う際のベースの施設ともなります。館内には、藤前干潟で暮らす様々な生きものを飼育展示した「藤前干潟水族館」があるほか、かつては埋め立ての危機にあった藤前干潟の保全の歴史や、渡り鳥、泥のなかで暮らす生きものなどを紹介したDVDもあります。3階が展望室になっており、そこからの「干潟の眺め」は最高です。春~夏にかけては、干潟に入っての観察会を月に2回ほど行っていますので、ぜひ、ご参加下さい。干潟で遊ぶのは楽しいですよ!
(写真提供:NPO法人藤前干潟を守る会)

施設情報

住所〒455-0855 愛知県名古屋市港区藤前2-202
TEL052-309-7260
開館時間9:00~16:30
休館情報毎週月曜日(但し、月曜日が祝日の場合はその翌日)
第3水曜日(但し、第3水曜日が祝日の場合は第4水曜日)
年末年始(12月29日~1月3日)
入館料無料

シンボルいきもの

オリジナルスタンプ

シンボル写真

和名ハマシギ
分類チドリ目シギ科
学名Calidris alpina sakhalina
分類、学名の出典文献日本産野生生物目録-本邦産野生動植物の種の現状- 脊椎動物編(環境庁編、1993)
漢字表記浜鷸
カテゴリー動物(鳥類)
出会える時期10月~4月
出会える場所干潟、およびその周辺
解説藤前干潟を代表する渡り鳥の1種。全長20cmほどの小型のシギの仲間で、藤前干潟には毎年10月頃にアラスカなどから飛来し、数千羽が越冬。翌春の4月頃まで観察できます。集団で群飛する姿は見事で、時に翼が日光に反射してキラキラ光って見えることから、「冬空のダイヤモンド」とも呼ばれます。

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。

周辺でみられるいきもの

いきもの写真

和名アナジャコ
カテゴリー動物(甲殻類)
出会える時期春~夏(観察会開催時のみ)
解説藤前干潟を代表する底生生物(海の底で暮らす生物)の1種。大きさは10cmぐらいで、干潟に2m超の深い巣穴を掘ることで知られています。姿はシャコのようですがヤドカリに近い仲間であるとされます。藤前活動センターには、このアナジャコの巣穴を型どりしたものが展示してあります。

いきもの写真

和名ヤマトオサガニ
カテゴリー動物(甲殻類)
出会える時期春~夏(観察会開催時のみ)
解説甲羅の大きさは幅が4cmぐらい。干潟に生息するカニとしては、もっとも一般的な種類で、藤前干潟でも干潮時にたくさんの個体を見ることができます。眼の付け根の眼柄と呼ばれる部分が長く、干潟上にいるときには眼を上に長く立てているのが特徴です。

いきもの写真

和名ウナギ
カテゴリー動物(魚類)
出会える時期春~夏(観察会開催時のみ)
解説「蒲焼き」として私たちにもお馴染みの魚です。大きなものでは長さが1mを超えます。グアム島の沖で産卵、誕生し、海流に乗って日本まで来た後、川を遡上して成長すると言われています。藤前干潟のみお筋には、ウナギを獲るための「ウナギ土管」という仕掛けが沈めてあります。

いきもの写真

和名ヤマトシジミ
カテゴリー動物(貝類)
出会える時期春~夏(観察会開催時のみ)
解説殻の大きさが2cmほどのニ枚貝の1種。海水と淡水が混じる「汽水域」に生息し、「シジミ汁」として私たちにもお馴染みの貝です。藤前干潟で見られるニ枚貝としては、もっとも普通に見られますが、一般的なシジミ汁に入っているものより、大きなものが藤前干潟では採れます。

いきもの写真

和名スズガモ
カテゴリー動物(鳥類)
出会える時期冬~春
解説全長46cmほどのカモの仲間。アラスカやシベリアで子育てを終えた後、藤前干潟にやって来て越冬します。越冬地では群れを作り、シジミなど、水の底にあるエサを食べるために次々に海に潜っていく姿はなかなかユニークです。春には数万羽の群れが見られることも!

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。