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雲仙天草国立公園（PC表示）

雲仙天草国立公園（SP表示）

雲仙天草国立公園見どころ・施設

出典：地理院地図を加工して作成

出典：地理院地図を加工して作成
※詳細な区域確認等に当たっては、担当の環境省自然保護官事務所等に問い合わせてください。

海や川、水のある風景を楽しむ

曲崎（巴崎）

下島から突き出した陸繋島にあり、見事な砂嘴が伸びています。周辺には岩礁も発達し、近くの海中公園では色鮮やかなトサカ類や熱帯魚の群泳を見ることができます。
妙見浦（妙見岩）

下島西海岸は、断崖が連続し、洞門や奇岩が点在する豪壮な景観を呈しています。妙見浦の妙見岩は、写真のように南側から見ると象の形に見えますが、実は北側から見ても象に見えます。
天草松島

天草松島は、熊本県の大矢野島と天草上島の間に大小約20余の島々の総称で天草五橋で結ばれています。日本三大松島の一つで、日本の白砂青松100選にも選ばれています。
延命の滝

大小120余の島々からなる天草諸島の最高峰倉岳の、沢登りからロープの張られた急こう配の岩場を数か所登って至る中腹にある滝で、水量は多くありませんが独特の景観が特徴です。

山や植物を楽しむ

高舞登山

多島海景観を眺望できる展望台があり、夕暮れの素晴らしさは有名です。また、高舞登山から龍ヶ岳に連なる鋭い山稜線は、すぐ海に迫る山容から「観海アルプス」とも呼ばれています。
雲仙普賢岳・平成新山

長崎県の島原半島にある雲仙岳の火山群の一つ。平成新山は、普賢岳の噴火 (1990～95) によってできた溶岩ドームで，災害終息後の 1996年，島原市と小浜町が命名しました。
雲仙地獄

雲仙岳（温泉岳）の名の由来となっている中腹の雲仙温泉は、火山ガスが噴き出す雲仙地獄に湧いています。雲仙地獄を中心とする雲仙温泉街の全景が、絹笠山山頂から眺望できます。
ミヤマキリシマ（池の原園地）

ミヤマキリシマは長崎県の県花でウンゼンツツジとも呼ばれ、「池の原ミヤマキリシマ群落」は国指定天然記念物に指定されています。雲仙では5月中旬から下旬頃に池の原園地の他、仁田峠、宝原園地、田代原などで見ごろとなります。
ハマオモト

別名「ハマユウ」と呼ばれ、大きく、細長く、白い花びらを下に向かって反り返らせるように咲かせ、開花とともに独特の強い香りを発し、潮風に載せて周囲に芳香を漂わせます。
紅葉（仁田峠）

「普賢岳紅葉樹林」は国の天然記念物に指定されており、仁田峠から普賢岳一帯では例年10月下旬から11月初旬が見ごろになります。様々な木々で構成された樹林の紅葉は、赤、オレンジ、黄、緑が混り合い、よく錦織に例えられます。
田代原

田代原は雲仙岳北部に広がり、雲仙地域では唯一、牛とミヤマキリシマ・ヤマツツジ群落を交えた草原景観が見られるところです。登山やバードウォッチングだけでなく、5月から10月の間はキャンプを楽しむ事も出来ます。
絹笠山

絹笠山の標高は約870m、雲仙温泉街から1時間程度で登れる低山です。昭和の初期、外国人の避暑地として雲仙が賑わった頃、滞在する外国人たちは絹笠山を「サンセットヒル」と呼び、山頂から橘湾を朱に染める落日の美を楽しみました。
九千部岳

標高1,062mの九千部岳は、山頂から360度の素晴らしい景観が広がります。南東に妙見岳、国見岳、平成新山がそびえ、西には橘湾が横たわり、北西側は千々石断層が一望できます。初夏のヤマボウシの時期には山全体が白く染まります。
ツメレンゲ

その名は、細長く鋭い獣の爪が密集した形状が蓮華のように見えることに由来し、発芽後は開花までに約3年かかり、一度開花・結実すると枯れてしまうという特徴があります。
ヘゴ

1000分の3～10ミリの胞子から発芽し大きいものでは茎の高さ4メートル、葉の長さ2メートルにも達するシダ植物で、その大きさや風貌は、恐竜時代を彷彿とさせます。
白嶽湿地・ハッチョウトンボ

白嶽の麓に南北約800メートルにわたって広がる湿地帯は、国内最小種であるハッチョウトンボやヒモヅル、ミズゴケ属、ミミカキグサなどの希少な動植物の生息地です。なお、ハッチョウトンボは条例で捕獲等が禁止されています。

文化・くらしにふれる

雲仙温泉

雲仙は元来「温泉」と書いて「うんぜん」と読まれていた歴史を持つ地域です。そのお湯は硫黄を含んだ強い酸性泉で温泉療法が盛んなヨーロッパでも見られない温泉です。
教会の見えるチャペルの鐘展望公園

禁教時代、﨑津の潜伏キリシタンたちが氏子となっていたと伝えられている﨑津諏訪神社の境内から続く階段を上って至る展望台からは、世界遺産の﨑津集落を一望できます。

生き物に出会う

ミナミハンドウイルカ

太平洋の北西部や南西部、インド洋などの温暖な海の沿岸に生息しています。天草諸島と島原半島の間の海域に周年生息し、ドルフィンウォッチングを楽しむことができます。
オオルリ

日本へは夏鳥として渡来・繁殖し、春～夏の雲仙岳の山々には、本種のさえずりが響きます。姿も囀りも美しく、日本三大鳴鳥のひとつに数えられています。
ハシビロガモ

冬鳥として、諏訪の池に飛来する代表的なカモの仲間。「ハシビロガモ」の名前の通り、雌雄ともに、スコップのように平たくなって大きいクチバシが特徴です。
クロツバメシジミ

希少種のツメレンゲを食草とする習性があり、生息数が少ないため、天草地区のクロツバメシジミは、熊本県の準絶滅種に指定されており、捕獲が禁止されています。

施設の場所を確認する

雲仙お山の情報館

雲仙のみならず、島原半島の自然・火山・温泉・歴史などの最新情報をキャッチできます。案内カウンターには自然ふれあいスタッフが常駐しており、雲仙についての様々な質問や登山についてのアドバイスなどに応対しています。また雲仙の自然を体感してもらうために、花の観察会や登山会を実施し、夏休み期間中は家族で楽しめる工作教室なども開催しています。
平成新山ネイチャーセンター

ふもとにある施設としては平成新山に一番近く、平成になって初めて誕生した火山を間近に眺める事が出来ます。また噴火の影響を受けた土地がそのように回復してきているか、その再生の様子を観察することができます。また年間を通じて自然観察会、気象学習会などの他、様々なジオツアーも行っています。
富岡ビジターセンター

富岡城の本丸多聞櫓をモデルとした外観の施設です。雲仙天草国立公園の紹介、天草地域の魅力ある自然景観、歴史・文化、環境などについて情報を発信しています。また、天草を囲む3つの海の特徴を、水中カメラ映像とともに紹介しています。
雲仙諏訪の池ビジターセンター

全国のため池100選にも選ばれた、諏訪の池の「中池」のほとりにあり、諏訪の池の周辺の生き物や自然の魅力をジオラマや展示、映像などを使って紹介している施設です。3階の天体観測室には、九州でも最大級の屈折式大型望遠鏡が設置されています。また1年を通じて「水生生物観察会」「野鳥観察会」「星空観察会」などの様々なイベントが開催されています。
天草ビジターセンター

雲仙天草国立公園に関する自然や歴史を展示しているほか、いきものとふれあえるイベントや観察会も行っています。

公園でできる体験例を見る

キャンプ（白雲の池）

雲仙温泉街からほど近い白雲の池周辺にあるキャンプ場は、自然に囲まれ、野鳥や昆虫も豊富で、湖池畔からは平成新山も遠望できます。近くには絹笠山があり、山頂からは温泉街や雲仙の山々が一望でき、橘湾に沈む夕日も絶品です。
ノルディックウォーキング

雲仙温泉街在住の「全日本ノルディック・ウォーク連盟」公認の指導員が早朝の雲仙を紹介します。ノルディック・ウォークが初めての人も、使い方から歩き方まで指導してもらえるので安心です。
雲仙ロープウエイ

海抜1,300mの上空を空中散歩しながらの眼下に見渡す広大な景色は抜群です。仁田峠駅から標高1,333mの妙見岳まで標高差約174m、距離約500mを約3分で結んでいます。
フェリー航路

三方を海に囲まれた雲仙岳は、海岸やフェリー航路から、海にぽっかり浮かぶ優美なシルエットが眺められます。シルエットは方角によって異なります。360°の多様な表情をお楽しみください。
イルカウォッチング

天草地域の豊かな海には野生イルカの生息地があり、1年を通してイルカウォッチングを楽しむことができます。

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