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エコツーリズム推進法

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小笠原エコツーリズム協議会(東京都小笠原村)

小笠原諸島は、東京から南へ1000kmに位置する30余りの島々の総称で、すべての島が東京都小笠原村に属しています。島の誕生以来、他の陸地と地続きになったことがない海洋島のため、海流、風、鳥に乗って幸運にも辿りつくことができた限られた種類の生物たちは、独自の進化を遂げ、固有の生態系を築き上げました。2011年6月には、固有生物種の割合が高いことや生物の進化の過程が分かる貴重な証拠が残されていることが高く評価され、国内で4番目の世界自然遺産に登録されました。小笠原村には、世界自然遺産に登録された陸域の自然資源のほかにも、青くどこまでも澄み渡る海やクジラ・イルカ・ウミガメを始めとする海洋生物、希少な鳥類など魅力的な自然資源に溢れています。

全体構想認定書授与式

全体構想認定書授与式の様子

さて、当村では、1989年のホエールウォッチング自主ルールの制定をきっかけとして、世界遺産登録以前から地元の団体や島民が中心となり、自然資源の持続的利用を目指すルールを自主的に定めながら自然環境の保全に取り組んできております。この度、認定いただいた全体構想につきましても、小笠原エコツーリズム協議会において4年もの時間をかけて議論や検討を重ねてまいりました。この全体構想には、これまでの取り組みの積み重ねや、小笠原の宝である美しい自然を大切にしたいという我々島民の思いが込められております。

当村といたしましても、今回の認定を新たなスタートと捉え、これまで以上に関係機関との連携を図りながら小笠原のエコツーリズムの推進に努めてまいります。世界自然遺産に登録されている自然資源の尊さ、人と自然との共生を目指した各種の取り組み、そして、そこに生活しながら島の自然を愛しみ後世に繋いでいこうという島民の思いを、直接、見て感じていただき、旅行者自らも保全の取り組みに参加していくという小笠原のエコツーリズムを、多くの方々に体験していただきたいと思っております。

小笠原エコツーリズム協議会会長 小笠原村長 森下 一男

小笠原エコツーリズム協議会会長
小笠原村長 森下 一男