エコジン・インタビュー

ルー大柴
英語まじりの独特の「ルー語」で人気者となった俳優・タレントのルー大柴さん。
エコ啓発ソングとして話題になった『MOTTAINAI』をきっかけに環境についてより深く関心を持つようになり、ご近所から富士山まで、多岐にわたる清掃活動にも積極的に取り組んでいます。
ルー大柴さんが生まれ育ったのは東京・新宿。高度成長期真っ只中の昭和30年代、急速に発展する大都会で子ども時代を過ごしたルーさんにとって、自然は縁遠いものだった。「身近なところにネイチャーのない子ども時代でしたね。それでも、夏に市ヶ谷のお堀でランニングシャツに半ズボン姿でビショビショになりながら夢中でザリガニを捕まえた思い出があります。身近に自然がなかったせいか、より自然に対する渇望感があったのかもしれません」
俳優を目指していたルーさんだったが、英語まじりの「ルー語」を駆使するテンションの高いキャラクターで人気者になった。34歳、遅咲きのブレイクだった。「でも、芸能界は浮き沈みが激しく、40代半ばでちょっと暇になりまして。そんな時、小学生だった次男に誘われて水辺の生き物を捕りに出かけたんです。田んぼ脇のU字溝に網を入れたらドジョウやヤゴ、メダカがたくさん捕れた。子どもの頃にザリガニを捕って遊んでいた記憶が一瞬で蘇りました。『そうだ。こういうことが自分は好きだったんだ』と」
それ以来、ドジョウを自宅の水槽で何匹も飼うようになった。夜、クラシック音楽を聴きながら焼酎を飲み、水槽の中のドジョウと「会話」をするのが至福の時間という。10年共に過ごし、昨年亡くなったヒドジョウにはチャッピーと名付けて可愛がった。「ドジョウも10年一緒にいたらラブ(愛)着がわきますよ。誰も信じてくれませんが、向こうが口をパクパクするのでこっちも真似してパクパクすると、返事をするようにパクパクし返す。ちゃんとコミュニケーションがとれているんです。『今日の仕事どうだった?』みたいな感じで聞いてくるからうるさいんですけど(笑)」
水辺の生き物を愛でるルーさんが、環境についてより深く考えるようになったのは、2007年にヒップホップシンガーの仁井山征弘(にいやま ゆきひろ)さんとともに発表した歌『MOTTAINAI もったいない』がきっかけだった。NHK「みんなのうた」で放送されたこの楽曲は、水や電気、紙などの無駄使いがいかにもったいないかが子どもにもわかりやすく伝わると評判を呼ぶ。幼児の環境学習に採り入れる自治体などもあり、歌に込められたメッセージは9年経った今も古びない。「このエコソングを歌ったことで、自分にも何かできることはないだろうかと考えるようになりました。マイ箸やエコバッグを持ち歩く、必要がなければ楽屋の電気を消す、仕事の資料もなるべく紙ではなくメールでもらうようにする。小さなことですけど、チリも積もればマウンテンです(笑)」
これをきっかけに、富士山などの清掃活動にも積極的に参加するようになった。かつてルーさんが出演したCMで流行語になった「トゥギャザーしようぜ」は、エコ活動に人々を巻き込む合言葉としても有効のようだ。
「一般のボランティアの方たちの中にうまく溶け込めるか、最初は少し躊躇(ちゅうちょ)しました。こう見えてもシャイボーイなので(笑)。でも、いざ皆さんと一緒に一つのことを成し遂げると、まさにトゥギャザー感があった。富士山で不法投棄されたゴミの多さについても、自分の目で見て、自分の手で片づけることで、自分の言葉として人に伝えることができます。実際に体験してみなければ人にも正しく伝えられませんから」。やがて、全国の自治体などから環境に関する講演活動の依頼が急増した。自身のエコ活動を写真で紹介しながら、最後は老若男女の聴衆と『MOTTAINAI』の合唱で締めくくるのが定番だ。他にも、静岡・田子(たご)の浦(うら)海岸での漂着物の清掃から自宅周辺のゴミ拾いや公園のトイレ清掃まで、ルーさんのクリーン活動は広大な自然からご近所までと多岐にわたる。
「こういうことをしているからといって、どうだすごいだろう、という気持ちはまったくないんです。きれいな方が自分も人も気持ちがいいじゃないですか。そんな私の姿を見て、誰か一人でも真似してゴミを拾ってくれたり環境に関心をもってくれたら、それで十分なんです」
PROFILE ~ ルー大柴
1954年生まれ。俳優・タレントとして活躍し、1989年、「トゥギャザーしようぜ」のセリフで大ブレイク。英語まじりの「ルー語」が話題となり、1992年、ゴールデン・アロー賞芸能新人賞を受賞。近年、自身のブログや「ことわざ日めくり きょうのルー語」などを通じてルー語が若者を中心に再び大人気に。山野美容芸術短期大学客員教授。遠州流茶道師範。茶人名は大柴宗徹。
写真/下屋敷和文
今号の特集
日本の国立公園は、海があり、山があり、さまざまな生き物がいたりと、世界でも類を見ないほど美しく多様な自然で溢れています。
しかも国立公園ごとに全く異なる特徴を持っているので、その魅力もさまざま。
今回の特集では、まだまだ知られていない国立公園の楽しみ方を紹介します。
今年から新たに「山の日」(8月11日)も制定されるこの機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
写真/アマナイメージス
島国である日本は、全国各地で海の風景を見ることができます。
今年の夏は、スノーケルやカヌー、水遊びなどのアクティビティを体験することで、海の魅力にふれてみてはいかがですか?
東は京都府京丹後市から、西は鳥取県鳥取市に至る約75kmの海岸部が指定されている。山地が直接海に接するリアス海岸で、変化に富む海岸景観が魅力。2010年には山陰海岸国立公園を中心とする「山陰海岸ジオパーク」の世界ジオパークへの加盟が認定され、山陰海岸の重要性が世界的にも認められている。
DATA
特長
日本海特有の荒波に浸食されてできた数々の奇岩(きがん)、洞門(どうもん)の連続する断崖は、大自然の力強さを感じさせてくれる。その一方で、千代川の河口から運ばれた砂でできた鳥取砂丘のような開放的な景観も特長だ。このような特殊な地形が随所で見られることから「地質の公園」「岩石美の公園」とも呼ばれている。
見どころ
東西16km、南北2.4kmに広がる日本最大級の砂丘「鳥取砂丘」や、国の名勝、天然記念物に指定され、「日本百景」などに選ばれている「浦富海岸」も見どころ。海岸東部には遠浅の砂浜が広がり、夏は海水浴場としてにぎわっている。
>>>ジオパークって?
ジオパークとは、ジオ(地球)に関わるさまざまな自然遺産、例えば地層・岩石・地形・火山・断層などを含む自然豊かなエリアのことです。京都府、兵庫県、鳥取県にまたがる広大なエリアを有する山陰海岸ジオパークは、約2,500万年前日本列島がアジア大陸の一部だった頃から現在に至るまでの、多様な地形・地質遺産を数多く観察できる場所です。
山陰海岸国立公園の楽しみ方
ジオ・カヌー体験
大浦湾(兵庫県豊岡市)
「海岸地形の博物館」をテーマとした山陰海岸国立公園の景観をカヌーに乗って水面すれすれの目線で満喫できるアクティビティ。気軽に乗れるので、初心者や家族連れも楽しめる。
(問合せ先:竹野スノーケルセンター 0796-47-1932)
インストラクターからパドルの動かし方の指導を受けたら、いざ海へ! 迫力ある奇観「はさかり岩」や岩が浸食されてできた「淀(よど)の洞門」など、地球の鼓動を海から感じる貴重なチャンス。
磯の生き物観察もできる!
「スノーケル」や「磯の生き物観察」も体験できる。水深は膝までで浅いが、箱メガネで水中をのぞくと魚やカニ、貝、ウミウシ、ヒトデなどたくさんの生き物に出合える。
― 他にもこんな公園があります ―
富士箱根伊豆 国立公園
イルカと泳ぐ!
ドルフィンスイム
伊豆諸島の周辺には野生のミナミハンドウイルカが生息しており、利島や御蔵島周辺では野生のイルカと一緒に泳ぐことができる。
三陸復興 国立公園
東北の新しい道を歩く
みちのく潮風トレイル
青森県八戸市から福島県相馬市までの太平洋沿岸をつなぐロングトレイル。起伏に富み、歩くたびに変化する海岸風景が印象的。
足摺宇和海 国立公園
透明度抜群!
コーラル&フィッシュウォッチング
キャンプ場もあり、海域公園の指定を受けている静かな入江・尻貝は、スノーケリングでサンゴや色とりどりの海の生き物たちが楽しめる。
写真/大河内 禎
抜けるような空、青葉茂る森、稜線に咲く可憐な花……夏山には、この季節ならではの魅力が満載です。
日常の喧騒を離れ、雄大な大自然に身を委ねる山歩き……ぜひ、あなたも体験してみませんか?
平成27年3月に新しく誕生した国立公園。新潟県と長野県の県境に位置し、糸魚川市・妙高市・長野市・小谷村・信濃町・飯綱町と2県6市町村にまたがっている。面積は小さいながらも個性的な形をした山々が密集し、山麓(さんろく)に点在する高原や、野尻湖などの湖沼が一体となった独特の景観が魅力。
DATA
特長
妙高山(みょうこうさん)や高妻山(たかつまやま)など「日本百名山」に数えられる名峰を有し、飯縄山(いいづなやま)など初心者向けの山から、急峻(きゅうしゅん)な戸隠連峰など上級者も楽しめる山まであるため、登山のフィールドとして高い人気を誇る。また麓(ふもと)の高原では、夏は自然散策、冬はスキー、さらに温泉利用など、多様な利用者が訪れる。
見どころ
妙高山系の山頂や稜線にはハイマツの群落や雪田(せつでん)高原が発達しており、ハクサンコザクラなどの高山植物も見どころ。また、火打山(ひうちやま)周辺に生息しているライチョウは日本最北端の個体群。この個体群の生息域は気候変動の影響を受けやすく、個体数も少ないので絶滅が危惧されている。
妙高戸隠連山国立公園の楽しみ方
登山
ブナ林の緑や川のせせらぎ、湿原の花畑など、さまざまな自然を楽しめる見どころ満載の登山コースです。
笹ヶ峰の登山口から入山し、1泊で火打山山頂を目指すコースで、変化に富んだ景色が楽しめる点が特徴です。体力に自信のある人なら日帰りでの往復も可能ですが、高谷池(こうやいけ)ヒュッテに1泊して、山頂を目指しながらお花畑や風景をゆったりと楽しむのがおすすめです。
※ヒュッテ=山小屋のこと
笹ヶ峰登山口→十二曲り
スタートは緩やかな登り。ブナ林の深い緑を楽しみながら木道をゆったりと進む。沢音がしだいに大きくなり、ほどなく黒沢(写真左)に到着。橋を渡ると十二曲りの登りにさしかかる。急坂を登り終えると富士見平分岐へ出る(写真右)。
高谷池→天狗の庭
4時間ほど歩くと、三角屋根の高谷池ヒュッテが見えてくる。ヒュッテ前のテラスから高谷池の湿原越しに火打山の姿が見える。高谷池のほとりを進み、20分ほど歩けば天狗の庭に到着。まさに“天上の楽園”。
火打山山頂
天狗の庭から約1時間半で山頂に到着。天候が良ければ北アルプスや富士山、佐渡島、能登半島まで360度の展望が楽しめる。登山口から山頂まで6時間程度の行程。山小屋に1泊してゆったりと楽しみたいコースだ。
― 他にもこんな公園があります ―
秩父多摩甲斐 国立公園
アウトドアを楽しむ
ハイキング
千曲川(ちくまがわ)の源流域で、甲斐(かい)、武蔵(むさし)、信濃(しなの)の三国にまたがることが名前の由来。原生林に包まれた山で、シャクナゲが有名。
十和田八幡平 国立公園
清流に親しむ
ウォーキング
日本屈指の景勝地として、国の特別名勝にも指定されている。春の新緑や秋の紅葉は見事で、渓流沿いの遊歩道は多くの人で賑わう。
上信越高原 国立公園
迫力の大岸壁を見よう
トレッキング
スニーカーで歩けるコースもあり、トレッキング初心者でも、谷川岳一番の見どころ「一ノ倉沢」を存分に楽しむことができる。
写真/石原 敦志
全国各地の国立公園には、多様な自然環境のもとで、さまざまな生き物たちが暮らしています。
ここでは代表的な生き物たちをご紹介します。
※ 記載の国立公園は代表例であり、その他の国立公園で見られる生き物もいます。
ミナミハンドウイルカ
遭遇率の高い海の人気者
太平洋の北西部や南西部、インド洋などの温暖な海の沿岸に生息。日本では小笠原諸島、伊豆諸島、天草諸島の近海に周年生息しており、年間を通してドルフィンウォッチングを楽しむことができる。
>ココにいるよ!
A.小笠原国立公園
B.富士箱根伊豆国立公園
C.雲仙天草国立公園
ライチョウ
高山にすむ氷河期の生き残り
ライチョウの仲間は北半球に広く分布するが、日本は分布の南限となっている。2000年代には2,000羽弱にまで減少。現在は特別天然記念物に指定され、手厚い保護の中で守られている。
>ココにいるよ!
D.中部山岳国立公園
E.上信越高原国立公園
F.南アルプス国立公園
イリオモテヤマネコ
20世紀になって発見された世界でも有名なヤマネコ
1965年に西表島(いりおもてじま)で発見されたヤマネコ。西表島にのみ生息し、世界的に見ても分布域のもっとも狭いネコである。生息数は推定約100頭。絶滅が危惧されており、保護対策がとられている。
>ココにいるよ!
G.西表石垣国立公園
カブトガニ
古生代より同じ姿で生きる「生きた化石」
2億年以上前から今の姿で存在したと言われるカブトガニ。瀬戸内海と九州北部の沿岸に広く分布していたが、埋め立てなどにより、生息地・生息数ともに激減し、絶滅の危機にある。
>ココにいるよ!
H.瀬戸内海国立公園
タンチョウ
翼を広げると2m40cm!日本で最大級の野鳥
美しい姿が古くから親しまれてきたツル。釧路湿原一帯に多く生息する。国の特別天然記念物に指定され、保護対策が講じられている。
>ココにいるよ!
I.釧路湿原国立公園
マリモ
マリモ=「毬(まり)状の藻」!たくさん集まって球体に
緑藻の一種で繊維状の個体が「毬」のように集合したもの。阿寒湖のマリモは最大約30cmと大きく、珍しい球状の形態や希少性から1952年に特別天然記念物に指定されている。
>ココにいるよ!
J.阿寒国立公園
ウミガメ
昔話にも登場する海の癒し系いきもの
日本では、南日本から南西諸島で産卵するアカウミガメ、主に小笠原諸島や南西諸島で産卵するアオウミガメ、南西諸島の一部で産卵する姿がわずかに確認されているタイマイなどを見ることができる。
>ココにいるよ!
K.小笠原国立公園
L.屋久島国立公園
M.西表石垣国立公園
国立公園の旅をもっと楽しむために役立つ知識や、心得ておくべきマナーなどの情報を紹介します。
知っていましたか?
国立公園には温泉がいっぱい!
奥飛騨温泉郷
in 中部山岳国立公園


DATA
アクセス/JR高山本線高山駅よりバスで60~90分。
泉質/炭酸水素塩泉 単純温泉 硫黄泉
北アルプスを眺めながら湯に入れる温泉郷
中部山岳国立公園内に位置する平湯と新穂高、そして福地、新平湯、栃尾の5つの温泉地を総称した露天風呂の里が、奥飛騨温泉郷です。数多くの露天風呂があり、豊富な湯量を誇る奥飛騨温泉郷では、無料で利用できる足湯などもあり、新穂高ロープウェイ、乗鞍スカイラインなど、さまざまな観光スポットも充実しています。
天草下田
in 雲仙天草国立公園


DATA
アクセス/JR九州新幹線熊本駅からバス2時間半、本渡バスセンターから50分。
泉質/炭酸水素塩泉
大小120の島々が見せる美しい海岸風景
雲仙天草国立公園の中心部にある、天草有数の天然温泉が下田温泉です。下田温泉がある天草島は、大小120の島々からなっており、天草灘をはじめとする美しい海岸の風景を堪能することができます。温泉ばかりでなく、夏から秋にかけては、付近の海岸で海水浴やアジ、クロダイなどの釣りを楽しむことができます。
田沢湖高原温泉郷
in 十和田八幡平国立公園


DATA
アクセス/JR秋田新幹線田沢湖駅よりバスで30分。
泉質/硫黄泉、酸性泉、単純温泉
登山者に親しまれ続ける温泉郷
十和田八幡平国立公園は火山地帯に位置しているため、多くの良質な温泉があり、歴史ある湯治場として知られている所も多くあります。田沢湖高原温泉郷は、秋田駒ヶ岳の中腹にあり、田沢湖を望む景色の美しい温泉地です。そこから約5kmの距離には、さまざまな泉質の七つの湯が集合する乳頭温泉郷があります。
安全に楽しむための利用マナー
無理のない行動計画を立てましょう
国立公園を利用する際は事前に情報収集した上で無理のない行動計画を立て、自己責任で行動しましょう。登山などの場合は、天候やアクセスなどの情報を事前に入手しましょう。
木道や歩道から外れずに歩きましょう
道に迷うのを防ぐだけでなく、植物が踏み荒らされ、土が削られることによる自然環境の変化を防ぎます。歩行にストックを使用する際は、保護キャップをつけましょう。
野生動物に餌を与えないでください
野生動物の行動様式が変化することで、生態系のバランスが崩れてしまう可能性があります。また、本来は自然の中で暮らす動物が人の生活圏に近づき、怪我などのトラブルの原因となります。
ごみは捨てずに持ち帰りましょう
国立公園では、ごみは自分で持ち帰ることが基本です。美しい景観を保護するとともに、ごみの臭いによって野生動物が人の生活圏に近づいてしまうことを防ぎます。
みんなが気持ちよく利用するための
コミュニケーション支援ボード
ボードには一目見て内容が分かりやすいイラストと、英語・中国語(繁体字、簡体字)・韓国語・タイ語での言葉が記載されている
あらゆる人のコミュニケーションを円滑に
環境省では、すべての人が国立公園を快適に楽しむことができるよう、聴覚障がいを持つ方や、外国人の方など言語の壁により、話し言葉でのコミュニケーションが難しい方々とのスムーズな意思疎通を図るため、「コミュニケーション支援ボード」を作成しました。このボードは、国立公園を訪れる人が知りたいこと、迎える側が伝えたいことをイラストや多言語で記載し、指を指しながらのコミュニケーションを可能にしたものです。
コミュニケーションボードは、全国32の国立公園の利用拠点である国立公園ビジターセンター等に設置されている
ecoMASTERへの道
エコ初心者のお笑い芸人・松橋周太呂さんが、あらゆるエコな体験をしながら、“エコマスター”を目指すこのコーナー。
各分野の“師範”から、エコの真髄を教わります!
本日のお題:【中級編】
里山でいきものを探してみよう
いきもの探しを通じて自然に触れる
里山とは、都市と自然の中間に位置する、農林業などによって人の手が入った森林のことです。里山には美しい風景があり、多様ないきものが生息できる環境が整っています。今回は、神奈川県相模原市の里山・青根地区でいきものを探しながら、守るべき自然の大切さを考えてみます。

松橋 周太呂さん
掃除・洗濯・料理などを得意とし、「掃除検定士」や「洗濯ソムリエ」の資格も取得する、家事大好き芸人。「あのニュースで得する人損する人」(日本テレビ系)では、独自の家事テクニックを教える“家事えもん”として活躍中。

村山 史世さん
麻布大学生命・環境科学部環境科学科講師。「あざおね社中」のメンバーとして、学生と共に青根地区の環境活動に関わる。
INFORMATION・あざおね社中
麻布大学環境科学科の学生、教職員、そして地域市民を中心に、青根地区の地域活性化を図っている。元々は休耕田だった田んぼを復活させたことから始まり、現在は生物多様性の調査、環境学習、まちづくり、農業などを行っている。
URL : https://sites.google.com/a/azaone.com/azaonecamp/
写真/石原敦志