数字・キーワードから見る環境問題 eco scope
環境問題にまつわる数字やキーワードについて
毎週1つずつ解説します。
受け取る時間や場所の工夫が再配達をなくし、CO2排出量を削減
ネットショッピングの普及などで宅配便の取り扱い数が増え、近年再配達によるCO2排出量の増加が問題になっています。しかし、2020年10月の宅配便の再配達率は11.4%と、前年同月と比べて約3.6%減少しました。その背景には、コロナ禍でテレワークが普及し在宅時間が増えたこと、宅配ボックスや置き配などの受取方法が広まったことなどがあると考えられます。再配達は、環境への負荷を増やすだけでなく、ドライバー不足の深刻化など社会問題にもつながります。配達時間帯を指定する、コンビニ受け取りや宅配ロッカーを利用するなど、1回の配達で受け取る工夫をしていきましょう。
- もっと詳しく
- 環境省
「できるだけ1回で受け取りませんかキャンペーン」
荷物を送る時、受け取る時のちょっとした工夫で
再配達を防ぐことができます。そのためのアイデアや、
企業・団体の取り組みを紹介しています。
イラスト/ナカオテッペイ