数字・キーワードから見る環境問題 eco scope
環境問題にまつわる数字やキーワードについて
毎週1つずつ解説します。
気温・湿度・ふく射熱による的確な指標
外出前にチェックする習慣を
熱中症は、気温や湿度が高い環境で、体が熱を放出しきれなくなり、体温が上昇してしまうことで起こります。汗のかき方が普段と違う、めまいや立ちくらみといった初期症状があり、令和2年は6~9月の間に64,869人が熱中症で救急搬送されました。
熱中症の危険度を判断するための数値に、暑さ指数(WBGT)があります。暑さ指数は気温だけでなく、湿度やふく射熱(日差し、地面、建物などから受ける熱)も考慮した指標で、28を超えると熱中症患者が急増することが分かっています。令和3年4月からは、暑さ指数を基にした「熱中症警戒アラート」も全国で始まりました。暑さ指数をチェックしてから外出や運動、作業の予定を立てるなど、上手に活用して熱中症を予防しましょう。
- もっと詳しく
- 環境省熱中症予防情報サイト
熱中症の症状、応急処置、予防のための暑さ対策など
熱中症に関する情報をワンストップで得られるサイト。
毎年4月下旬~10月には毎日全国の暑さ指数(WBGT)を発信しています。