キク科
山地の林内や林縁に生息する多年草。沢沿いなどの湿地を好み、6〜8月に茎先に黄色い頭状花(とうじょうか)をつける。
在来種。北海道から九州に分布。実がなると冠毛が集まってぼろくずのように見えることから、別名「ボロギク」と呼ばれることもある。
空地、道端、埋立地などに生息する多年草。生長段階の早い時期でも開花・結実が可能で、1年を通して黄色い頭状花をつけ、種子を風散布で拡散させて繁殖する。
海外から持ち込まれた外来種。特定外来生物に指定。原産は南アフリカ。1976年に徳島県鳴門市で確認されたことから名付けられた。埋立地の緑化用としてアメリカから輸入されたシロツメクサなどの種子に混入していたと考えられている。現在は本州から四国、九州で分布が確認されている。アルカロイド類の毒素を含み、手で触る程度であれば無害だが、家畜や草食動物が口にすると有害である。外来生物法により特定外来生物に指定されている。
サワギクは、草丈が60〜100cmほどで、頭花の直径は12mmほど。それに対してナルトサワギクは、草丈が20〜50cmほどで、頭花の直径は20〜25mmほどです。サワギクよりナルトサワギクの方が草丈が短く、頭花が大きいのが特徴です。外来種被害予防三原則~入れない、捨てない、拡げない~を守りましょう!
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