セリ科
川岸や水湿地に生息する抽水性の多年草。水底の砂泥に根を張り、水面に浮遊して群生する。春から秋にかけて、節から数枚ずつ葉や根を出して繁殖し、4〜6月に白い花をつける。
海外から持ち込まれた外来種。特定外来生物に指定。原産は南アメリカ。国内にはアクアリウムなどの観賞用の水草として導入された。1998年頃に熊本県で初めて確認され、その後、岡山県、福岡県、大分県に定着。それ以降も分布を広げている。繁殖力が強く、水面に浮遊して密なマット状に群生するため水中の溶存酸素量が減少し、他の水生植物の生息環境が悪化する可能性がある。外来生物法により特定外来生物に指定されている。
庭先や空き地、道端、芝生などに生息する多年草。薄暗いジメジメとした湿地を好み、茎は地面を這うように広がる。1年を通して繁殖し、5〜10月に白色や淡い紅色の小さな花をつける。
在来種。本州、四国、九州、沖縄に分布。葉を軽くもむと芳香がある。乾燥した場所が苦手なため、都市化や土の乾燥化が進むと、生育に適した場所が減る可能性がある。
葉の直径は、ブラジルチドメグサが5cmほどなのに対し、チドメグサは1cmほどと小さいことが特徴です。ブラジルチドメグサの葉縁には大きな切れ込みが数カ所あります。外来種被害予防三原則~入れない、捨てない、拡げない~を守りましょう!
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