サケ科
河川、湖沼といった淡水域の岩石や倒木の陰などに生息する淡水魚。主に落下昆虫や水生昆虫を捕食するが、成長に伴い全長約20cm以上になると降湖して魚食性を強める。繁殖期は9〜1月頃で、産卵数は4〜5歳魚で2,000〜3,000個ほど。
海外から持ち込まれた外来種。原産はヨーロッパから西アジア周辺。スポーツフィッシングの対象魚として世界各地に移植されている。日本には1900年代前後に北米から輸入されたニジマスやカワマスの卵に混入し、現在では北海道から中部にかけて定着。在来種との生息域の競合や交雑など生態系に影響を与えている。
河川の中でも、水の流れが速く浅い「瀬」と、流れが緩やかで深い「淵」のはっきりしている区域を好んで生息する淡水魚。成長の過程で降海して海と淡水を行き来する降海型と、一生を淡水で過ごす残留型がいる。主に昆虫や小型魚類、甲殻類を捕食する。繁殖期は9〜11月頃で、産卵数は降海型で400〜2,000個、残留型で150〜400個ほど。
在来種。国内では最上川および利根川以北の本州と、知床半島以外の北海道全域に分布。残留型はエゾイワナとも呼ばれる。孵(ふ)化後、数年を河川で過ごした後、降海型と残留型に分かれる。
個体差はあるものの、ブラウントラウトはその名の通り茶色っぽい体色で、体側に黒色や朱赤色の大型斑点が散在しています。アメマスは、背部は茶色がかった青緑色で、腹部は淡黄赤色から白色。体側には白斑が見られます。外来種被害予防三原則~入れない、捨てない、拡げない~を守りましょう!
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