クサリヘビ科
低地から山地のさまざまな環境に生息。主に夜行性で、ネズミなどの小型の哺乳類や、カエル、爬虫(はちゅう)類などを捕食する。体内で卵を孵化(ふか)させて子を出産する卵胎生で8〜10月頃に複数の子を産む。
在来種。北海道、本州、四国、九州に分布。低地では宅地化などにより生息に適した環境が減少しつつあり、個体数は減少している。毒ヘビとして知られているが、不用意に近づいたり刺激しなければ積極的に人を襲うことはない。
森林、農耕地、人家近くなどのさまざまな環境に生息。夜行性で食性の幅も広く、鳥類、哺乳類、カエル、爬虫類などさまざまな脊椎動物を捕食する。気温が20℃以下になると活動率が下がる。
海外から持ち込まれた外来種。特定外来生物に指定。原産は台湾、中国大陸南部、南アジア。1970年代以降、ヘビを用いたショー用、また薬用を目的に沖縄島に大量に輸入された。その後、逃げ出したり遺棄されたりした結果、沖縄島に定着し、日本に定着した唯一の外国産の毒ヘビとなった。人への咬傷(こうしょう)の危険のほか、在来種への捕食、競合、交雑が懸念され、近年、沖縄島では個体数が急増している。外来生物法により特定外来生物に指定されている。
ニホンマムシの全長は40〜60cmほどで、背面は赤褐色で楕円形の暗色斑が並びます。色彩は地域や個体により変異が大きく、まれに全身の黒い黒化型もいます。タイワンハブの全長は60〜130cmほどでニホンマムシより大きく、背面は灰褐色で細かい暗色斑が並びます。外来種被害予防三原則~入れない、捨てない、拡げない~を守りましょう!
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