ミツバチ科
女王バチ、雄バチ、働きバチからなる社会性の昆虫で、ネズミの古巣などを利用して巣を作ることが多く、5月下旬から11月初旬まで営巣する。8月上旬から10月上旬に新しい女王バチが生まれ、交尾後に越冬し、春になると単独で巣を作り始める。攻撃性は低くおとなしい性質で、人を刺すことはほとんどない。
在来種(沖縄県を除く)。本州、四国、九州(南部を除く)に分布。花の蜜や花粉を餌とし、農業では主にトマトの受粉のために利用される。ただし、家畜個体が逃げ出すと遺伝子汚染を引き起こす可能性がある。沖縄県では適切な管理が必要な「産業管理外来種」に指定。環境省レッドリストでは準絶滅危惧に選定されている。
女王バチ、雄バチ、働きバチからなる社会性の昆虫で、ネズミの古巣などを利用して地中で巣を作る。繁殖期は春から秋で、秋に新しい女王バチが生まれ、クロマルハナバチ同様、交尾後に越冬し、春になると単独で巣を作り始める。
海外から持ち込まれた外来種。特定外来生物に指定。原産はヨーロッパ。日本には受粉用の農業資材として利用することを目的として1991年に試験的に導入された後、輸入が本格化した。その後、温室から逃げ出したものが北海道に定着。競合する在来のマルハナバチ類の減少や、盗蜜による在来植物の受粉の阻害なども指摘されており、農業において現在はクロマルハナバチへの転換が進められている。外来生物法により特定外来生物に指定されている。
クロマルハナバチ、セイヨウオオマルハナバチともに、体長は10〜20mmほどで全身に毛を持っています。クロマルハナバチの女王バチと働きバチは全体的に黒く、おしり部分がオレンジ色です。セイヨウオオマルハナバチは胸部と腹部に鮮やかな黄色と黒色のしま模様を持ち、おしり部分は白色であることが特徴です。外来種被害予防三原則~入れない、捨てない、拡げない~を守りましょう!
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