ヒメグモ科
日当たりの良い暖かい場所で、コンクリート建造物などのくぼみや穴、裏側、隙間などに営巣する。真夏に繁殖期を迎え、1回に3〜5個の卵のうを作り、500匹ほどの子グモが産まれる。
海外から持ち込まれた外来種。特定外来生物に指定。原産はオーストラリアで、日本に輸入される資材などに付着して侵入したと考えられ、現在は全国各地で生息が確認されている。自動車やプランター、エアコンの室外機などの住宅付近にも営巣し、かまれると重症化することもある。外来生物法により特定外来生物に指定されている。
ジョロウグモ科
森林の林縁、農耕地のまわり、河川敷、公園など樹木の生えているさまざまな環境に生息。成体は9〜11月頃によく見られるが、気温が低くなる冬には死んでしまう。成体は秋頃に樹皮や建物の周囲などに卵のうを産みつけ、翌年5月頃に子グモが産まれる。
在来種。本州、四国、九州、沖縄など寒冷な北海道を除いた全国各地に分布。標高の高い山地には生息せず、低地から標高700~800mくらいまでに分布することが多い。人体に影響はないほどの弱い毒を持つ。
セアカゴケグモの体長はメスが7〜10mm、オスが4〜5mmほどで、メスの腹部の背面にはその名の通り目立つ赤色の模様があります。ジョロウグモの体長はメスが17〜30mm、オスが6〜13mmほどで、メスの腹部は黄色と青灰色で側面に赤色の部分があります。外来種被害予防三原則~入れない、捨てない、拡げない~を守りましょう!
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