キク科
1年を通して緑の葉が見られる常緑の多年生草本。乾いた岩場に生育し、11月頃に多数の黄色い花を咲かせる。
在来種。小笠原諸島の父島と兄島に分布。ノヤギやネズミによる食害、また台風による生育地の崩落などの影響で個体数が減少し、2015年時点で父島で20株程度、兄島では数十株程度が確認されている。環境省レッドリストで絶滅危惧ⅠA類に選定されている。
温帯に分布し、土手や川原、空き地などの開けた場所に生息している多年生草本。茎の下の方に葉がついており、夏から秋にかけて種子を実らせて5〜7月頃に黄色い花を咲かせる。
海外から持ち込まれた外来種。特定外来生物に指定。原産は北アメリカ。1880年代に観賞用、緑化用として日本に持ち込まれた。風や流水に乗って種子が散布され、現在では日本全国に分布している。繁殖力が強く、河川敷や道路にしばしば大群落をつくり、在来生態系への影響が危惧されている。外来生物法により特定外来生物に指定されている。
草丈はコヘラナレンが10cmほどなのに対し、オオキンケイギクは50〜70cmほど。共にキク科で、多数の花が集まって1つの花に見える頭状花序を持ち、舌状に伸びる花弁はコヘラナレンは細く、オオキンケイギクは広いことから一見コスモスの花と似ています。外来種被害予防三原則~入れない、捨てない、拡げない~を守りましょう!
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