アリノトウグサ科
多年草で、池沼、ため池、河川、水路などに生育。暖温帯から熱帯の暖かな環境を好むことから、主に根茎で越冬した後、早い時期では3月中旬ごろから生育を開始し5〜6月にかけて繁殖する。国内では雌株のみ定着している。
海外から持ち込まれた外来種。特定外来生物に指定。 原産は南アメリカで、他にも北アメリカ、南ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニアに移入分布。1920年ごろに観賞用としてドイツから持ち込まれ、兵庫県須磨寺の池で野生化。現在はほぼ全国で確認されている。繁殖力が高く過繁茂した純群落によって水流の阻害や水質の悪化を引き起こし、在来種への影響が危惧されている。外来生物法により特定外来生物に指定されている。
多年生の沈水植物(体全体が水中にあり、水底に根を張っている植物)で、池沼などの浅瀬や湿地帯に生息。5〜10月に花期を迎え、茎の先端が水上に突き出るように4~10cmほどの穂状花序(長い花軸に柄のない花が穂状に並ぶ状態)が伸びる。観賞用に栽培されることもあり、別名「金魚藻(キンギョモ)」とも呼ばれる。
在来種。 北海道から沖縄の全国各地に分布。近年、池沼の開発や水域の埋め立て、水質汚濁などにより生息地が急激に減少している。
オオフサモは茎の節に5〜6枚(時に3〜7枚)ずつ車輪状に葉がついていて、先は尖っていません。葉は長いもので5cmになります。ホザキノフサモは茎の節から4枚の葉がつく4輪生で、葉の長さは通常3cm以下です。外来種被害予防三原則~入れない、捨てない、拡げない~を守りましょう!
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