コイ科
河川下流域の流れの緩やかなところや、平野部の大きな湖沼に生息する淡水魚。主に水底近くを遊泳する。雑食性で、付着藻類や水生動物を食べる。産卵期は4〜7月で、イシガイやヒレイケチョウガイなどの二枚貝に卵を産み付ける。
海外から持ち込まれた外来種。特定外来生物に指定。 中国、朝鮮半島、アムール川が原産。2001年に茨城県の霞ヶ浦で初めて確認され、現在は茨城県の霞ヶ浦、北浦のほか、千葉県、東京都、埼玉県、栃木県の利根川水系に分布している。繁殖力も強く、産卵母貝や生息場所を巡る競争で在来のタナゴ類に影響が出ている。外来生物法により特定外来生物に指定されている。
平野部の河川のワンド(川の本流の周りにある、入り江状で水の流れが緩やかなところ)や農業用水路などの小規模河川、湖沼に生息する淡水魚。産卵期は9~11月で、イシガイ科の二枚貝に卵を産み付ける。
在来種。 濃尾平野、富山平野北西部、琵琶湖淀川水系の3カ所のみに生息。いずれの生息地においても具体的な個体数については不明。1974年に国の天然記念物に指定され、環境省レッドリスト2020では絶滅危惧IA類に選定されている。
オオタナゴの体長は18cmから最大27.5cmでタナゴ類では最大です。尻びれの外縁は白く縁取られ、えらぶた後方には目立つ暗色班があります。イタセンパラの体長は最大15cmほど。背びれと尻びれは灰黒色で縁が黒色です。産卵期になるとオスの腹部は赤紫色になります。外来種被害予防三原則~入れない、捨てない、拡げない~を守りましょう!
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