スズメバチ科
主に土中や樹洞、伐根の下などに営巣する。越冬後、5月頃から女王バチが営巣を始め、7月頃に働きバチ、秋から晩秋にかけてオスと新女王バチが羽化する。幼虫のえさとしてコガネムシ、マツノマダラカミキリなどを好んで食べる。
在来種。
北海道から九州に分布。攻撃的な性質を持ち、巣の防衛のほか、えさ場などで働きバチを刺激すると攻撃してくることがあるので注意が必要。
女王バチは越冬後、低木の中、土中などの閉鎖的な環境で営巣を開始し、巣が大きくなると樹木の高い位置に移動する。さまざまな昆虫類を捕食する。
海外から持ち込まれた外来種。特定外来生物に指定。
中国、台湾、東南アジア、南アジアなどに生息し、国内では2012年に長崎県対馬市で初めて確認された。その後、長崎県壱岐市、福岡県、宮崎県、大分県、山口県への侵入が確認されたものの、対馬市以外での定着は阻止されている。在来スズメバチとの競合や在来種の捕食による生態系への影響に加えて、飼育ミツバチへの攻撃など養蜂家への影響が懸念される。外来生物法により特定外来生物に指定されている。
オオスズメバチはスズメバチ類としては世界最大で、体長は30〜55mmほど。腹部には茶褐色、黄色などの色彩が見られます。ツマアカスズメバチの体長は20〜30mmほどで、在来のスズメバチと比べると小型。全体的に黒っぽく、腹部の先端は赤褐色で、脚の先は黄色となっています。外来種被害予防三原則~入れない、捨てない、拡げない~を守りましょう!
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