サンフィッシュ科
湖沼やため池、堀、公園の池などに生息する淡水魚で、水生植物帯などの流れが緩やかな環境を好む。雑食性で、昆虫類や植物、魚類、貝類、動物プランクトンなどを食べる。繁殖期は初夏で、1回の産卵数は21,000~36,000個ほど。
海外から持ち込まれた外来種。特定外来生物に指定。
原産は北アメリカ。1960年代に日本に持ち込まれ、現在では日本各地の湖沼やため池、堀などに侵入・定着。本種は在来種と競合あるいは捕食することで生態系に著しい影響を与えるほか、混獲により漁業にも大きな支障をきたしている。外来生物法により特定外来生物に指定されている。
コイ科
河川の中・下流域や農業用水路など、比較的流れの速い場所に生息する淡水魚。雑食性で、ユスリカの幼虫などといった小型の底生動物を好む。繁殖期は春から初夏で、ドブガイやマツカサガイなどの二枚貝に、数粒ずつの紡錘形の卵を複数回産卵する。
在来種。
濃尾平野以西の本州、四国北部、九州北部、壱岐、五島列島に分布。産卵基質となる二枚貝の減少や肉食性外来魚による食害などで数が減少。環境省レッドリスト2020で準絶滅危惧に選定されている。
ブルーギルの体長は20cmほど、アブラボテは4〜7cmです。ブルーギルは側面に10本ほどの縦縞模様があり、えらぶたにある紺色の丸い模様が一番の特徴です。アブラボテは一対の口ひげを持ち、えらぶたの後ろから尾びれの付け根にかけて側線が走っています。外来種被害予防三原則~入れない、捨てない、拡げない~を守りましょう!
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