リス科
ホンドリスとも呼ばれ、本州から四国・九州にかけての、平地から標高2,000m程度の森林に生息している。主に樹上で活動し、動きは敏捷(びんしょう)。昼行性で朝夕に活発に動く。クルミやドングリ、キノコ類のほか昆虫などを食べる。冬眠せず、冬に備えて食べ物を地中に埋める習性がある。
在来種本州、四国、淡路島、九州に分布するとされているが、近年、生息地である森林の減少により、生息数が減少している。環境省レッドリスト2020で九州地方と中国地方のニホンリスは、絶滅のおそれのある地域個体群に選定されている。
タイワンリスとも呼ばれ、常緑広葉樹林のほか、市街地の緑地や造林地でも生息が可能で、主に樹上で生活する。果実や種子、芽や昆虫などを食べる。昼行性。冬眠せず、冬季は樹皮を剝いで樹液を舐めたりする。
海外から持ち込まれた外来種。特定外来生物に指定。もともとは台湾、中国南東部〜東南アジアに生息していた。日本では1930年以降にペットや動物園から逃げ出した個体が野生化したと考えられている。埼玉県、東京都、神奈川県、岐阜県、静岡県、大阪府、兵庫県、和歌山県、長崎県、熊本県、大分県などで定着が確認されている。 ニホンリスとの競合が懸念されるほか、農作物や樹木への食害が報告されている。外来生物法において、特定外来生物に指定されている。
ニホンリスは冬毛になると耳先に毛が生えて尖って見える一方、クリハラリスは耳が短く丸いのが特徴です。腹面はニホンリスは白色で、クリハラリスはその名のとおり栗色です。ニホンリスは夏毛と冬毛で外見が変わりますが、クリハラリスは夏毛と冬毛のはっきりした違いは見られません。外来種被害予防三原則~入れない、捨てない、拡げない~を守りましょう!
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